【家づくり】流行りの間取り:ダメ出し&打開策②
おはようございます!
今日は前回好評だった記事の第二弾です!
流行りの間取りにダメ出し&打開策 ②
↑こちらの続きです
ピットリビング(ダウンフロア)
こちらも今流行っているようにお見受けします。
LDKのリビング部分を一段下げることによって、間取りに区切りができダイニングと差別化できます。
空間にアクセントが付いて若干広く見える効果も。
ピットリビングを見た方はお洒落さと目新しさに、心惹かれる気持ちはわかります。
しかし・・・
●夜、暗い中でつまずくことがある
●高齢者、小さい子ども、ペットに危ない
●フラットより費用が掛かる
●地面が近い分、冷えることがある
●床下点検しにくい
●掃除しにくい
等、デメリットも沢山あります。
どうしても段差を付けたいなら・・・
解決策
転倒を出来るだけ避ける為、部屋の奥まった位置にリビングを作る。
あとは解決策と言いますか、もしやはり後に不便になったら段差を埋めてフラットにする工事も出来ます。
弊社のお客様でも以前ピットリビングにされていた方が高齢になり危ないので段差を埋めてフラットにしたいと、工事をさせて頂いた事があります。
はい、お次は・・
中庭
これは最近流行・・という訳ではないかも知れませんが、平屋の注文住宅や、少し個性的な間取りで拝見したりします。
※壁で四方を囲まれたロの字やコの字の中庭の事についてです。
中庭を囲うように動線を考えると家族の動きもわかりやすく、窓を多く取れるので解放感を味わえて、外から見えない所で子どもを遊ばせたり、デッキでくつろげる。
広い土地さえあれば、やりたい!
という方もいらっしゃるのでは!?
いやしかし、これもまた良い面ばかりではありません。
●思ったより陽は差さない
(建物に囲まれるので、よほど中庭が広くないと思ったより日が差しません)
●雨水の排水を考えないといけない
(余計な費用が発生します)
●囲われているので湿気が高くなる
カビが生えやすい
●断熱性能が落ちる
(窓が多い=そういう事ですね)
解決策
●屋根を付ける
(いっそ、サンルームのようにすると、雨水の心配はいりません)
●基礎の段階で排水について対策をとる
(排水に関しては後からは出来ません)
●3重ガラスなどで断熱性を高める
後悔しないよう、この辺りをお忘れなく!
はい、最後は
2階に水回り
これも、最近流行というわけではないですが、1階を広く使うために、トイレ以外にもお風呂や洗面所を2階に持ってくる方増えましたよね。
昔は漏水技術の関係で、2階の水回りは難しかったのですが、技術は進歩して今は、2階に全て水回りをもってくることも可能です。
特に反対ポイントは無いので解決策ではないのですが。
寝室が2階なら、シャワールームだけ2階に持ってくるのもありかなぁとは思います。
寝る前にシャワーを浴びて、下に降りることなく眠れます。
洗面所やランドリールームを2階に持ってくると、ベランダで干してクローゼットにしまえて動線的には◎なんですが、
いつまで2階で干せるか・・という事を考えると、1階にも水回りがあるのがベターな気がします。
高齢になると、生活は1階中心になりますからね。
弊社のお客様は新築からのお付き合いのある方が多いので創業から55年たった今、高齢になられての住宅改修工事の相談が多く、ついそのような先を見据えた目線になってしまいます。
今の利便性と将来の事、両方の面から間取りを考えて素敵な家づくりをしてくださいね!