【家族信託とは何か⑭】
こんにちは!
本日は、
久しぶりに
家族信託とは何か?
のシリーズです。
3代先まで継承。
今動いている
家族信託のご依頼の内容です。
※個人情報の観点から
フェイクを入れてご紹介致します。
F家ご家族の家族信託
対象:不動産・預金
父 糖尿病を患っている
母 長期入院中 退院未定
長男 妻・子1人(長男)
長女 夫・子3人
※父も母ともに
今後高額な医療費がかかると予想される。
※不動産に関しては、
自宅の他に賃貸駐車場がある。
家族信託せずにいると危惧される事項
①母だけでなく父も手術や入院となった際、
両親ともに動けず
高額な費用の工面に動ける者が居ない。
②父に何かあった際、
賃貸駐車場の管理をする者が居ない。
③父が亡くなり相続となった場合、
不動産に関して共有名義になる可能性が出てくる。
(不動産の共有名義は避けるべきである)
上記を防ぐ為、家族信託する内容
委託者:父
受託者:長男
受益者:父
で、
自宅・賃貸駐車場・預金の一部に関して
家族信託をする。
そうすると・・・
①長男が
父の預金を引き出すことが可能となるので
両親の預金を
高額な医療費に工面してあげることが出来る。
②賃貸駐車場に関して、
長男が父に代わって管理が可能となるので、
借主とのやり取りや駐車場の環境整備等
父が出来なくなっても問題なく運営出来る。
③不動産に関して家族信託をしているので、
相続で共有名義になる心配はほぼ無くなる。
(遺言信託も併用しているから)
補足として、
不動産に関して
第二受託者として
長男の子(長男)
を指定しています。
こうすることで、
F家の家は三代先まで継がれていくので
父は跡継ぎに関して安心を得ることが出来ます。
どの家族信託も
目的はある程度似通っていて、
何かあった時に困らないようにしておく。
そして
揉めない為に委託者(被相続人)自ら
先に手を打っておく。
それが
家族の心の安定に繋がる。
といったものが大きいです。
家族といえども別人格ですので
整うまでは気を揉むことも多いのですが、
家族信託が済んだ後の
皆さんの清々しい顔を見ると
お手伝いさせて頂き本当に良かったなぁと
こちらも満ち足りた気分にさせて頂いております。
本日は以上でございます!
#大阪 吹田・茨木・高槻
家族信託